藤本けいすけの「日日是好日」
一体いつ頃からこんな社会になったのでしょう・・・?
先日近所のショッピングモールで買い物をしていたら、店内にご覧のポスターが掲示されていました。内容は顧客から店舗スタッフへのハラスメント行為を防ぐための告知になっていて、流通業界全体での取り組みのようです。
私も昨年12月の定例会で「市職員へのハラスメント対策」について議会の一般質問で取り上げましたが、子どもの頃を思い起こせば、お店の店員などへの暴言や圧力・暴力などを目にしたことは一切記憶にありません。
戦後の高度経済成長によって国民が豊かになり、企業だけでなく行政も含めた徹底的な「サービス向上」が競われ、そのあだ花として「カスハラ」(カスタマーハラスメント=顧客からサービス提供者への威圧、暴力的な言動などの総称)が生まれたような気がします。
世界に例を見ない急激な人口減少と高齢化の道を突き進む日本。どうやってこの縮小社会を維持して行くのかの最初の「処方箋」は、「お互いさまと思いやりの精神」であり、家庭内や学校・社会教育での啓発と実践が必要と考えます。
ニュースポーツフェスティバルに参戦
ポカポカ陽気の2月16日(日)、全市の「ニュースポーツフェスティバル」に、地元を代表して参加しました。
種目は「ソフトバレーボール」と「ペタンク」で、それぞれ2チームを編成。
選手全員で心地良い汗を流し、「ソフトバレーボール」では準優勝(男女混合の部)、「ペタンク」では第4位の成績を収めることができました。
自治体病院の経営課題を学ぶ
2月7日(金)、都内で開催された自治体議員向けセミナー「アフターコロナの自治体病院」(自治体病院共済会主催)に参加しました。
自治体病院の多くが経営赤字。救急外来や急性期医療、周産期医療、小児医療など、採算性が良くないとされる医療を受け持つケースが多い自治体病院の経営はどうしても厳しくなりがちで、法律によって自治体の一般会計から一定額を補填することが認められています。
そのため、コロナ禍前は国主導で赤字自治体病院の統廃合等に向けた動きが活発化しましたが、コロナ禍で専用病床配備を含めた感染症対応医療の先頭に立ったのが全国の公立病院であり、市民の間でもその存在意義が改めて認識されるようになりました。
しかしながら、今後とも自治体病院は地域での存在価値を高めつつ、同時に収支改善に向けてより一層努力しなければならない状況に変わりはありません。
茅ヶ崎市立病院でも、2024年度~2027年度を期間とする経営計画「公立病院経営強化プラン」を推進中であり、来年度予算審査等の場で今回学んだことをしっかり生かして行きたいと思います。
感動の10歳の集い
2月4日(火)、地元小出小学校で開催された「10歳の集い」(4年生)に出席しました。
このイベントは毎年地域の皆様の支援を受けて開催され、児童全員が自分の生れた時のことや名前の命名由来、将来の夢などを一人一人発表し、クラス全員での合唱や合奏、発表文のタイムカプセル入れ(地元コミュニティセンタで10年保管し、「20歳の集い」の時に返還)のほか、地元有志の皆さんからの紅白饅頭プレゼントなど、メニュー盛りだくさんの内容となっています。
聞くところでは、茅ヶ崎市内では小出小学校だけのイベントのようですが、地域皆で子どもたちの成長を見守り喜ぶという伝統は素晴らしいものだと感動しました。
これからも朝の登校見守り活動などを通じ、地域の一員として子どもたちを支えて行きたいと思います。
たまには唐手(空手)のお話しを
私は18歳で大学進学のため上京し、爾来45年間唐手(元来は中国=唐から琉球=沖縄に伝承された武術という意味で「唐手」と称していましたが、昭和初期に現在の「空手」に改称されました)を修行してきました。流派名は創始者(上地完文=明治10年に沖縄で生誕、若い頃中国・福建省で武術修行)の名字を冠して「上地流」と称し、今年で伝承されてからちょうど100周年を迎えます。
現在まで最初に入門した八王子の道場(今はもうありません)を始め都内、神奈川県下各道場で普及に当たり、1,000人を超える方々に指導してきましたが、なぜ私が今日まで修行・指導を続けてこられたかは、実は自分でもよくわかりません。強いて言えば、ただただ、この「上地流唐手」に魅了されてしまったから、というところでしょうか。
会社員として働き、家庭を持ちながらの修行・指導生活でしたが、楽しかったこと(大会や海外遠征、合宿・・・)、辛かったこと(仕事との両立、加盟組織の分裂や仲間との離別・・・)、そして悲しかったこと(敬愛する師匠・先輩方の逝去・・・)など盛り沢山でしたが、気が付けばあっと言う間に45年間が過ぎていました。
道場は「人間交差点」。様々な経歴や生き様、修行目的を背負った方々が共に汗を流し、鍛え、成長し合う大切な場です。「人生100年」の時代。これからも議員&唐手師範の二足の草鞋を履きながら、皆さんとともに「生涯現役」を目指して歩んで行きたいと思います。
写真「平塚青少年会館での黒帯・茶帯研修会にて(1/19)」
伝統の全市駅伝大会
1月12日(祝)、今大会で87回目となる全市駅伝大会=「高南一周駅伝競走大会」に、地元小出地区から7チーム(男子3、女子3、小学生1)を編成して出場。私は地区体育振興会会長として走路員(コース誘導係)を担当しました。
この大会は昭和14年からの長い歴史と伝統を誇り、戦前は戦意高揚、戦後はスポーツによる市民交流を目的に開催されてきました。途中、交通事情の変化等により幾度もコースを変え(現在は柳島スポーツ公園及びその周辺をコースに開催)て今日に至ります。
沿道での祭囃子団体のお囃子による激励や大勢の市民の声援を受けながら、全選手が1区間2.5~3.6kmの周回コースを全力で駆け抜ける姿に感動しました。
小出地区の7チームは惜しくも入賞を逃しましたが、大会終了後は地元自治会館に戻って選手・役員全員で慰労会。美味しい煮込みうどんやおにぎりなどを食べながら、楽しく熱戦を振り返りました。
地域の絆が薄まってきているという指摘があるなか、このようにスポーツをきっかけとして世代と地区を超えた交流ができることは大変意義深いことです。これからも地区体育振興会として、この伝統ある大会を盛り上げて行きたいと思います。(来年は是非入賞したい!)
合同出初式&新春街頭活動レポート
1月12日(日)9:30から市役所で開催された市合同出初め式(消防本部&消防団)に参列しました。能登半島地震発災直後に市消防職員が現地支援に出向いてから早くも1年が経ちますが、現地の復旧は未だ道半ば。この経験と大規模災害が引き起こす厳しい現実を直視し、これからの防災対策に是非活かさなければならないと思いを新たにしました。
午後は立憲民主党茅崎ブロック議員団(平野みぎわ県議、早川ひとみ市議、吉川ひかり市議、藤本)の4名で、茅ヶ崎駅北口デッキにて今年初めての合同街宣。それぞれが国政、県政、市政の課題やトピックスに触れながら、今夏予定の参院選に向けた支援・支持の訴えを行いました。
待った無しの少子化対策、早急な物価高対策、安定的な外交・安全保障対策など、日本の政治課題は山盛りですが、それらすべての課題の土台に横たわっているのが、「徹底的な政治改革」です。国民主権に根差したクリーンな政治でなければ、どんな崇高な理念や政策も実を結ぶことはありません。
特定勢力や利権集団に左右されない「ボトムアップ型の政治」を実現すべく、今年も地道に活動して参ります。
出初め式に参列
1月4日(土)、地元消防団(茅ヶ崎第17分団)の出初式に参列しました。17分団は約2,500世帯、6,000人の市民の生命と財産を守るべく、日々熱心に活動しています。
私からの年頭の祝辞では、①火災だけでなく近年自然災害が大規模化・激甚化しており、消防団の役割が益々増大していること、②子どもたちの見守りを含む登下校時の更なる安全対策が必要なこと、③地元では家屋以外に「資材置場」が急増し、実際に火災が発生していること(資材置場での火災は完全消火に時間が必要)、④消防団の活動を支えるべく、必要な予算や人材の確保に向けて取り組みを強化すること、をお伝えしました。
茅ヶ崎市の消防団は1895年(明治28年)の発足ですので、実に130年の歴史を誇ります。全国的に高齢化だけでなく、なかなか成り手が見つからないことが課題とされていますが、同分団では昨年新たに3名の入団があったそうで、これからも議員として、また地域住民の一人として、歴史ある消防団活動をしっかり支えて行きたいと思います。
新春のご挨拶
新年明けましておめでとうございます。
皆様には素晴らしい初春をお迎えのこととお喜び申し上げます。
本年も変わることなく、「ボトムアップの政治」、「市政の主役は市民」を基本理念に議員活動に邁進しますので、どうぞよろしくお願い致します。
2025年元旦
茅ヶ崎市議会議員 藤本けいすけ
≪お知らせ≫
1月12日(日)13:00~、茅ヶ崎駅北口デッキにて、立憲民主党 茅ヶ崎ブロック議員団(県議・市議団)で新春街頭演説を行いますので、是非お声がけください!
2024年第4回定例会(11/28-12/19)ダイジェスト
少し掲載が遅くなりましたが、市議会第4回定例会議案審議でのトピックスをご紹介します。
【一般会計補正予算関係】(会派として賛成)
年度予算で過不足のある費目を、年4回の定例会で補正します。今定例会では、国家公務員の給与に関する人事院勧告を踏まえた市職員の給料月額・期末手当等の改定に伴う追加予算などが計上されましたが、私が注目した補正予算は、①道の駅整備にかかる事業費増(84,394千円)、②借り上げ型市営住宅火災に伴う復旧費増(44,852千円)の二つです。
①は、2026年7月オープン予定の「道の駅 湘南ちがさき」(市内・柳島)の建設・整備に伴う事業費が、物価高騰の影響を受けるため計上されたものですが、そのうち約6,000万円を市の一般会計と市債(借金)で、残り約2,400万円を県の負担で賄うものです。今回は同施設の「設置条例」やその運営を担う「指定管理者」選定議案も同時に審議されましたが(株式会社ファーマーズ・フォレストに決定)、私たち会派(ちがさき立憲クラブ)では、物価高騰に伴う追加予算は止む無しと判断するものの、道の駅が独立採算を基本とした収益型施設であり、最終的な運営責任は市にあることから、開業後も市が「指定管理者」と定期的かつ綿密な協議を重ね、赤字経営とならないことはもちろん、地元雇用や地産地消の促進を含めた市内経済全体への貢献や、懸念される道路混雑・渋滞などの解消を図るよう強く求めました。
(市ホームページから~道の駅外観イメージ)
②は、市がURから賃貸を受け市営住宅として市民に転貸する集合住宅(市内・浜見平)で、2022年に発生した火災に伴う復旧費用を市が負担するものです。火元となった市営住宅としての居室では、不幸にして同居のご家族がお一人亡くなっており、委員会質疑では、出火原因の特定には至らなかったとの回答がありました。問題は、今回の追加予算の大半が当時の入居者(市民)による弁償金を予定財源としている点で、果たして市の思惑通りに弁償されるのか?という点です。民法400条に基づく費用求償との説明でしたが、私たち会派では、元入居者との真摯な協議を通じた弁償金の着実な回収と、改めて設備点検や全入居者に対する注意喚起を行うよう要請しました。
(URホームページから~施設外観例)
【公共用地先行取得特別会計補正予算関係】(会派として賛成)
この補正予算(473,200千円、財源のほぼ全額が市債=借金)は、「サザンビーチちがさき」(海水浴場)近隣の県有地を、今回市が公園整備予定地として購入するもので、委員会質疑では具体的な整備計画案を今後検討のうえ別途提示するとの回答がありました。茅ヶ崎の海岸エリアは、可能な限りあるがままの良好な状態で保全すべきとの考えから、当会派では十分に市民の理解を得るため、「茅ヶ崎海岸グランドプラン」の景観形成コンセプトに位置付けられている、『豊かな自然と茅ヶ崎文化、そして雄大な景観を感じ続けることができる海岸として守り育てる』を遵守し、周辺エリア一体の環境や景観と調和し、人々がほっと憩える公園整備となるよう、後期実施計画(2026~2030年)への反映に当たっては、市民ニーズや地域に住まわれている方々の意見を十分に踏まえた検討を行うよう求めました。
(定例会議案資料から~市議会ホームページで公開しています)
※定例会模様の詳細は市議会ホームページ、または1月31日発行予定の「市議会だより」でご確認ください。